【かいとう】
雪は、水がこおって、けっしょう(きそくせいのある、きれいな形になったもの)になったものなんだよ。知ってた?
じつは、空の上の方(上空)では一年中雪がふっているそうです。
富士山(ふじさん)みたいな高い山では、長いこと雪がつもってるでしょ。
上空はさむいから、夏でも雪のつぶができることもおおいんだけど、雪がおちてくると中でとけて雨になります。
日本は冬になると寒くなって地めん近くのおんどが下がるので、と中でとけないで雪のままふってきます。
さいきんは、暖冬(だんとう)といって、冬になってもむかしほど寒くない日がふえました。このため、雪のりょうもむかしにくらべるとへっています。
雪が多いと、道の雪かきや、やねの雪下ろしをしないといけないからたいへんです。
そういういみでは、雪がへるのはわるいことでもないんだけど、スキー場なんかはこまるよね。
このため、多くのスキー場で、「人工降雪機(じんこうこうせつき)」という、きかいで雪を作ったりもしています。
人工降雪機は、水がこおるくらい気温が低いときに、水をきりのようなこまかいつぶにしてまきます。
こまかい水のつぶは、空気の中ですぐこおって雪になるのです。
気温が低くて、水分がたくさんあると、いっぱい雪がふるっていうことだね。
寒くても、水分があまりないと、雪はあまりふらないんだよ。
【かいせつ】
○雪がふる気温(きおん)
地上の気温(きおん)が4どまでなら、雪のつぶは雪のままふってくると言われています。
○年間積雪量(せきせつりょう:つもった雪の高さ)の都道府県ランキング
①青森県(あおもりけん)567cm
②北海道(ほっかいどう)479cm
③山形県(やまがたけん)285cm
④秋田県(あきたけん)273cm
⑤富山県(とやまけん)253cm
【かいとう】ゆきは、もともとは透明(とうめい)な水のはずなのに白く見えるのはふしぎだよね!
じつは、ゆきの白さはゆきの色じゃなくてゆきのしくみによってそう見えているんだって。
ゆきは、透明(とうめい)な氷(こおり)のつぶがあつまってできているんだけど、つぶとつぶのあいだには空気が入ってるそうだよ。
こまかいゆきのつぶに当たった光(ひかり)は、つぶの中をおれまがったり反射(はんしゃ)したりしながらさまざまな方向(ほうこう)にむかうため、ゆきのかたまりぜんたいでは表面(ひょうめん)で「乱反射(らんはんしゃ)」がおき、光(ひかり)をとおしにくくなるから、白く見える。
ぎゃくに、ゆきのつぶの間に空気がなくつながっていたら、光(ひかり)はとおりぬける。
だから、水や氷(こおり)はとうめいに見えるってことなんだね。
【かいせつ】
○乱反射(らんはんしゃ)とは
表面(ひょうめん)がデコボコしたものに光(ひかり)をあてたとき、いろんな方向(ほうこう)に反射(はんしゃ)することです。
おふろのかがみやメガネが白くくもるのも乱反射(らんはんしゃ)だよ。
【かいとう】地球(ちきゅう)と太陽(たいよう)がある位置(いち)によって、夏は太陽(たいよう)が上の方からあたるため光が真上(まうえ)から地面(じめん)によくあたって暑(あつ)くなるのだけど、ふゆは太陽(たいよう)の光がひくいところからななめにあたるため、地面(じめん)があたたまりにくくなり気温(気温)が上がらないんだ。
そして、ふゆは太陽(たいよう)が出ている時間(じかん)もみじかいからさむいんだね。
【かいせつ】
○冬至(とうじ)
冬至(とうじ)とは、1年の中でいちばん昼の時間がみじかく、夜の時間がいちばん長い日です。
2024年は12月21日が冬至(とうじ)になるよ。
この日には、ゆずを入れたおふろに入るといいと言われています。
ゆずを入れたおふろは、体をぽかぽか温(あたた)めてくれるので、かぜなどをひきにくくなるんだって。
【かいとう】六こう山のたかさは931メートル。ひょうごけんでは26ばんめにたかい山なので、ものすごくたかい山ではないのだけど、さむい日にはゆきがつもることもあるよね。
じつは、どんなばしょでも、高いところのほうがさむいんだけど知ってた?
たとえば、富士山(ふじさん)の頂上(ちょうじょう)では、1年のうちほとんどは氷点下(ひょうてんか。マイナス5どとか、0どよりさむいこと)。夏に富士山のまわりが30どでも、頂上では7どくらいとか。
六こう山でも、頂上にいくと、みんなのいるところより5どくらいはさむいんだ。
そして、空気の中には、水蒸気(すいじょうき)といって、水が気体(空気のように目に見えないじょうたい)になったものがふくまれています。
この水蒸気は、ひえると水にもどって、その水がもっとひえると氷になるよ。
この小さい氷のつぶがゆきなんだね。
では、冬に、たくさんの水蒸気をふくんだつめたいかぜが六こう山にぶつかると、どうなるでしょうか・・・?
風は六こう山にぶつかって、空高く上がっていきます。
高い空はさむいから、水蒸気が水にもどって、こおって、ゆきぐもになります。
このゆきぐもが、六こう山にゆきをふらせているんだよ。
あ、六こう山にはスキーじょうもあるね。
あのスキーじょうのゆきは、じつはきかいで作ったゆきなんだ。
六こう山はそこまで高くないし、六こう山のあたりには、それほど水蒸気をふくんだかぜがふかないので、天気にまかせていると、スキーができるほどには、ゆきはふらないんだね。
だから、きかいでゆきをふらせているんだよ。
【かいせつ】
○六こう山
じつは、六こう山という山はありません。
六こう山系(さんけい)は、東六こうから摩耶山(まやさん)、須磨(すま)までの山々からなりたっています。
これに、帝釈山系(たいしゃくさんけい)とよばれる有馬(ありま)から帝釈山、三木市(みきし)までの山々をくわえて六こう山地(ろっこうさんち)とよびます。
これらの山をまとめて、六こう山ということが多いですね。
○どれくらいゆきがふるか
気象庁(きしょうちょう)のホームページに、六こう山でどれくらいゆきがふるかはっぴょうされています。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?prec_no=63&block_no=0623&year=2024&month=11&day=28&view=a4
ふることはあっても、つもることはあまりなさそうですね…。
【かいとう】しもばしらは、じめんの中の水がこおってできたものだよ。
じめんをほると、だいたい、中のほうはしめっているでしょ。おおくのばしょでは、じめんの中には水がふくまれているんだ。
地下水(ちかすい)って聞いたことないかな?むかしの人は、たくさん水がとおっているところまで、じめんをふかくほって、井戸(いど)を作って、のみ水にしていました。
まあ、こんなふうに、じめんの中には水があるんだね。
そして、水は0どよりさむくなるとこおってしまいます。
だから、じめんのあたりが0どよりさむくなると、水もこおってしまいます。
【かいせつ】
○「しも」と「しもばしら」のちがい
「しも」は草や木のはっぱなどにできるこおりのけっしょうです。
「しも」は空気中の水分でできる、「しもばしら」は土の中の水分でできる。
【かいとう】ゆきがふらないところは、気温(きおん)があたたかかったり、ちかくに高(たか)い山があることでゆきぐもがやってくるのをさえぎるためにあまり降らないところがあるよ。たとえば「神戸(こうべ)」はあたたかい瀬戸内海(せとないかい)がちかくて、六こう山がゆきをふらせるつめたいかぜやくもをさえぎるから、ゆきがあまりふらないばしょといわれているよ。わたしたちがすんでいるところも瀬戸内海(せとないかい)と六こう山のえいきょうをうけてゆきがあまりふらないのかもしれないね。
【かいせつ】
○雪がふりやすいじょうけん
・気温(きおん)がひくい
・しつどがひくい
・上空(じょうくう)の空気がつめたい
○雪がふりやすいところ
太平洋側(たいへいようがわ)よりも日本海側(にほんかいがわ)の方が雪がふるところが多いといわれています。
冬にシベリアや中国といった北西からふくつめたくてかんそうした風がかんけいしています。
その風は、あたたかい日本海を通るときに水蒸気(すいじょうき)を取りこんで、雪をふらせる雲になりやすくなります。
この雲が北海道や本しゅうのちゅうおうを通る高い山にぶつかるから、山ぞいのちいきを中心にたくさんの雪がふることが多くなります。
【かいとう】フワフワのゆきがとけて、かたくなったゆきの上は、あるくときにはくくつや、くるまにのっているときのタイヤのあいだに、まさつができて「ねつ」が生まれるよ。すると、ねつはあたたかいから、ゆきのひょうめんが水にかわります。かたいゆきとくつやタイヤのあいだに「水」がはさまると、そこだけ水がながれるじょうたいになるからすべるんだって!
ゆきがとけることがなければ、すべることもないってことだね!
【かいせつ】
○すべりやすい場所(ばしょ)
・おうだん歩道
・車の出入りのある歩道
・地下からの出入り口近く
・バス停(停)近く
・マンホールやみぞのフタなど
すべらないように気をつけてね!
○すべりにくい歩き方
・小さな歩幅(ほはば)でそろそろと歩く
・足のうらぜんたいをつける
・ゆっくり歩く
・体の重心(じゅうしん)は少し前に
【かいとう】お月さまってふしぎだよね!日によってまんまるだったり、見えない時もあったりするよね。
でも本当は月は丸いんだよ!
月は地球(ちきゅう)のまわりを回っています。月と地球(ちきゅう)と太陽(たいよう)のばしょによって月の見え方がかわってくるよ。
私たちが地球(ちきゅう)から見るということは、月をいろいろな方こうから見ることになるんだよ。
月が太陽(たいよう)の光にてらされて光っているところがかわるから、見えている月のかたちもかわるんだね。
まん月に見えたり三日月に見えたりするのも、そのせいだよ。
よく見てみると、くらいところにうすく丸い月のりんかくが見えることもあるから、こんど見てみてね。
【かいせつ】
〇朔望月(さくぼうげつ)
月のみちかけの1しゅうきのこと。
新月のことを朔(さく)、満月のことを望(ぼう)といい、新月からまん月までの間のことで、へいきん平均29日12時間44分だそうだよ。
〇月のりんかく
月が細い時にみえることがあります。
地球照(ちきゅうしょう)といって、ちきゅうにとどいた太陽(たいよう)の光が、月のかげのぶぶんをてらしていることです。
【かいとう】ちきゅうができたのは今からやく46おく年前で、太陽(たいよう)のまわりをまわっていた小さい星たちが元になったといわれています。
やく50おく年前に太陽(たいよう)ができたんだけど、そのときの太陽(たいよう)のまわりには、うすいガスがまわっていたそうだよ。
このガスがあつまってどんどん大きくなって小さな星になり、この小さな星どうしがぶつかりあうことをくりかえして大きなかたまりになって、今のちきゅうになったと考えられているよ。
その後、海や空気ができて、生きものがすめるようになったんだって。
ちなみに、なんで46おく年前にちきゅうができたってわかるんだろう?ふしぎだよね!
太陽けいの中の「いん石」や、「いんてつ」の中の、「なまり」というぶっしつから計算できるんだって。
↓に、ちきゅうのでき方について、もう少しくわしく書いてあるから読んでみてね!
https://uegaharasyo-pta.jimdofree.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E6%A1%88%E5%86%85/%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%A4%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/%E5%A4%A9%E6%96%87%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8/#cc-m-header-8337475456
【かいせつ】
○ちきゅうについて
ちきゅうは、ちょっけい1万まん2756キロメートル、たいように3ばん目にちかいわくせい。
たいようけいの中ではちきゅうだけが生いきものがいるほしなんだ。
ちきゅうはほかのわくせいとちがって、せいぶつがたんじょうし、せいぶつが生きていくためにひつような酸素(さんそ)をふくむ大気(たいき)や水がある。また、せいぶつがくらすのにちょうどいいきこうなんだよ。