【かいとう】3学期は、かぜがはやっていたよね。学校を休んだ友だちも多かったかな?
かぜをひくと、熱が出たり、頭がいたくなったり、鼻水が出たりして調子が悪くなるよね。
なんでかぜをひくんだろう。
〇神戸大学病院 矢野嘉彦(やの よしひこ) 先生に聞いてみたよ!
かぜはそのほとんどがウイルス(RSウイルス・アデノウイルス・ライノウイルス・コロナウイルスなど)によって引き起こされます。
かぜをひくと、かぜのウイルスを体からなくすために、免疫機能(めんえききのう)が働きます。
つまり鼻やのどについたウイルスを出そうとして、せきや鼻水、たんが出ます。また鼻やのどなどで炎症(えんしょう)が起こってはれるため、鼻づまりやのどの痛みが起こります。
〇かぜの原因=ウイルス
矢野先生が説明してくれたように、かぜのほとんどはウイルスが原因(げんいん)です。
じゃあ、ウイルスは体の中で何をしているんだろう?
実は、かぜの原因(げんいん)になるウイルスや、細菌(さいきん)は、そこらへんにウヨウヨいます。
かぜの原因(げんいん)ではないウイルスや細菌(さいきん)も、たくさんいるよ。
キッチンのスポンジには、1000万こくらいの細菌(さいきん)がいるとか、1gの土の中には10億この細菌(さいきん)がいるとか・・・
だから、人の体には、ずっとウイルスや細菌が入ってきていることになるね。
〇免疫機能(めんえききのう)
こんな風に、人の体にはウイルスや細菌が入ってくるんだけど、人の体には免疫といって、体の中に入ってきたウイルスや細菌をやっつけようとする機能がそなわっています。
もし免疫機能がはたらかなかったら、人はすぐにウイルスや細菌に負けてしまって、死んでしまうよ。
免疫機能は、かんたんに言うと、「白血球(はっけっきゅう)」を中心とする免疫細胞(さいぼう)が、体内のウイルスやさいきんをこうげきするしくみ。
そのしくみはふくざつなんだけど、体内に入ってきたウイルスや細菌をやっつけるために、ウイルスや細菌に合わせた「抗体(こうたい)」を作っています。
そして人の体は、一度作ったことがある「抗体」を、しばらくの間はすぐに作れるようになります。
だから、たとえば一度インフルエンザにかかると、同じ年にインフルエンザにはかかりにくくなるよ。
かぜをひくと熱が出るけど、これも免疫機能のひとつだよ。
体温が高い方が、体の中の細胞(さいぼう)たちが力をはっきできるからなんだって。
↓に、熱が出る理由についてくわしく書いているから読んでみてね。
https://uegaharasyo-pta.jimdofree.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E6%A1%88%E5%86%85/%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%A4%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/%E4%BA%BA%E4%BD%93%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8/#cc-m-header-8335452256
頭やきんにくがいたくなったりすることもあるけど、これも免疫機能のけっかなんだって。
白血球は、ウイルスとたたかうときに、「サイトカイン」というぶっしつを出すみたいなんだけど、「サイトカイン」が出すぎないように、「プロスタグランジン」というぶっしつも出されるらしい。この「プロスタグランジン」が、いたみをおこすらしいよ。
鼻水が出るのも鼻の粘膜(ねんまく)についたウィルスを出すためで、のどが赤くなったりはれたりするのも、のどについたウィルスを外に出そうとして血液(けつえき)が集まるからなんだって。
人が風邪(かぜ)を引くと、なんとかしてウィルスを外に出そうとたたかってくれているんだね。
【かいとう】便の中身、気になるね!いい質問だ!
みんな、毎日のように目にしているはずなのに、なぜか「うんち!うんこ!」と笑いの対象にされている便。
しかし便をなめてはいけない!とても大事なことがいっぱいあるよ!
〇神戸大学病院(こうべだいがくびょういん) 矢野嘉彦(やの よしひこ) 先生に聞いてみたよ!
便のなかの70~80%は水分です。
のこりの20~30%のうち、腸内細菌(ちょうないさいきん)、ちょうできゅうしゅうされなかった食べかす、古くなったちょうのさいぼうが、それぞれ3分の1ずつくらいみたい。
20~30%の3分の1は・・・計算すると、7~10%。ということは、100gの便のうち、7~10gも細菌がいるということ??すごい量だね!
そして、食べかすは、100gのうち、たったの7~10g?すごく少ない気がするね!
茶色いバナナのかたちで、はみがきのペーストくらいのかたさの便がけんこうな便なんだって。
食生活がみだれたり、かたよった食じや水分不足、うんどう不足、多すぎるストレスや便意をがまんすることによって、便が出にくくくなることがあります。
〇水分
人間は、静かに過ごしていても、1日に2~3リットルくらいの水分が必要なんだって。
水を飲むだけじゃなく、食べ物にも水分がふくまれているけど、かなりの量だよね。
これだけたくさんの水分を体に入れるから、おしっこだけじゃなく、便の中にも水分がふくまれています。
ちなみに、人間の体の3分の2は水分らしいから、体重40キロの人なら、26キロくらいは水分ということになるね。
そして、体内の水分の1%が失われるとのどがかわいたと感じて、2%が失われると体調が悪くなり、10%が失われるとまともに動けなくなり、20%が失われると死のきけんがあるんだって。
水分って大切だね。
おなかをこわして、水分の多い便が何度も出る時は、体の水分が足りなくなってよくないから、水分をしっかり取ろう。
〇腸内細菌
腸の中には細菌がいっぱい。
「大腸菌(だいちょうきん)」って聞いたことあるかな?大腸菌は、大腸の中に住んでいる細菌で有名なんだけど、腸内の細菌の中の1000分の1くらいにしかならないみたいだ。そのくらい、腸の中には細菌がいっぱいいるってことだね。
正かくな数はわからないけど、何百~何万しゅるいもの細菌が、全部で50ちょう~1000ちょうくらい住んでいるらしくて、全部で重さはなんと1~2キロくらいにもなるんだって!
みんなの体重の1~2キロは、細菌ってことだ!
腸の中に住んでいる細菌は、人の細ぼうだけでは消化できないような食物せんいを消化してくれたり、人の役に立っているらしいよ。
ちなみに便のにおいの原因は、細菌が食物を消化する時に出るガスの中の、「スカトール」や「インドール」という成分なんだって。
体調が原因で便のにおいがおかしくなることもあるらしいから、においにも注意しよう。
〇食べかす
消化しきれなかった食べかすは、便として出てくるよね。
年れいや食事にもよるけど、人は1日に100~200gくらいの便を出すらしい。
そのうち、食べかすはたったの10~20gていど・・・ほとんど体のなかにきゅうしゅうしているってことかな?すごいよね。
ちなみに、「腸のかべに、古い便がこびりついている!腸をそうじしないといけません!」という広告があったりするけど、腸のかべに便がこびりつくことはないそうです。
本当かよくわからない広告にだまされないように、よくわからないことがあったら、自分で調べてみようね!
〇おわりに
どうだろう、便のこと、少しくわしくなったかな?
便は健康のバロメーターともいわれます。毎日かんさつしてみてもいいと思うよ。
【かいとう】子どものときは、足のほねやせぼねがのびて、しんちょうがのびます。
ほねとほねのあいだにあるなんこつが大きくなって、ほねになって、だんだん大きくなるそうだよ。
なんこつが大きくならなくなると、ほねもながくなることもないそうです。
大人になるとこのなんこつが大きくなったりしないから、しんちょうがほとんどかわらないといわれているよ。
でも、なぜ大人になったらなんこつが大きくならないのか、まだわかっていないそうだよ!
【かいせつ】
〇からだが一ばん大きくなるとき
人生で、しんちょうがぐんとのびるときが2回あるそうです。
1回目の一次性徴(いちじせいちょう)は赤ちゃんの時で、1年で25センチものびます。
2回目の二次性徴(にじせいちょう)は、女子は11さいでやく8センチ、男子は13さいでやく9センチのびるといわれています。
この二次性徴(にじせいちょう)のことを、「成長(せいちょう)スパート」というそうです。
〇成長(せいちょう)が止まるのは
男女ともに、18さいくらいだといわれています。
【かいとう】べろ(した)には毛細血管(もうさいけっかん)がたくさん通っていて、べろのうらに「舌下静脈(ぜっかじょうみゃく)」という青いけっかんも見えるよね。
べろはひふにおおわれていないから、手や足より血が出やすいんだよ。
強くかめばかむほどたくさん血が出るから、まちがってかまないように気をつけて!
もし血が出てしまったら、うがいをするのではなくて、きれいなティッシュやガーゼでおさえて血をとめるようにしてね。
【かいせつ】
〇毛細血管(もうさいけっかん)とは
けっかんがえだ分かれした細いけっかんのこと。
〇べろのはたらき
大きく三つのじゅうようなはたらきがあります。
・食べものをとりこむ、のみこむ
・はつ音する
・食べもののあじをかんじる
【かいとう】おもしろいしつもんだね。
男の人と女の人がいるから、こどもが生まれるんだ。
だから、お母さんやお父さんがいないと、あなたも生まれてこなかったんだよ。
どうぶつ・とり・さかなにもオスとメスがいるし、しょくぶつにもおしべとめしべがあって、男(オス)・女(メス)のりょうほうがいないと、子ども(しょくぶつのばあいは、たね)ができないんだよ。
●なんで、男(オス)・女(メス)がいるんだろう?
ただふえるだけなら、男の人・女の人、オス・メス、おしべ・めしべでわかれるひつようはないっておもうよね。
じっさいに、オスメスとわかれていない生きものもいて、アメーバやミドリムシなどの単細胞生物(たんさいぼうせいぶつ)は、じぶんをぶんれつさせてふえていきます。
じぶんをぶんれつさせるときは、まったくおなじものが、もう1ぴき生まれるんだよ。
ということは・・・じぶんをぶんれつさせるふえかただと、まったくおなじいきものばかりがふえていくことになるね。
だけど、オスとメスでふえるときは、まったくおなじいきものは生まれないよね。
あなたは、お父さんとお母さんとはちがうかおをして、ちがうせいかくをしているでしょ。
すこしむずかしいけど、生きものの「種」(「しゅ」とよみます。どうぶつの「しゅるい」のようなもの。「ニホンザル」とか「アゲハチョウ」とか)にとっては、すこしでもちがういきものがふえた方がいいんだ。
〇どうなるかというと・・・
生きものの「種」にとっては、すこしでもちがう生きものがふえた方がいいって言われても、よくわからないよね。
少しかんがえてみよう。
かぶと山に、五ケ池(ごかいけ)という池があります。
五ケ池の水は、下水がながれてきたりしないので、わりときれいです。
・五ケ池にすんでいるミドリムシは、単細胞生物です。なので、さいぼうぶんれつして、まったくおなじミドリムシがどんどんふえています。
・五ケ池には、オオミジンコもすんでいます。オオミジンコは、たまごを生んで、まったくおなじオオミジンコをふやすことができますが、オス・メスでふえることもあります。オス・メスでふえたオオミジンコは、すこしずつちがったオオミジンコが生まれてきます。
きれいな五ケ池でしたが、ちかくでこうじをしたえいきょうで、水がとてもよごれてしまいました。
ミドリムシは、水のよごれによわくて、ぜんめつしてしまいました。
オオミジンコも、ほとんどしんでしまったのですが、すこしずつちがったオオミジンコがいたので、中にはよごれた水もへいきな、がんじょうなオオミジンコ10ひきは生きのこることができました。
がんじょうなオオミジンコのオスとメスどうしで、たまごを生んで、あたらしいオオミジンコが生まれました。
あたらしく生まれたオオミジンコは、よごれた水でもへいきなオオミジンコたちの子どもなので、よごれた水でもどんどんふえていきました。
・・・わかったかな?ミドリムシの「種」はぜんめつしたけど、オオミジンコの「種」はまたふえることができたね。
生きていくのに、ずっと同じかんきょうだったらいいけれど、水がよごれたり、エサがなくなったり、おんどがたかくなったりするとぜんめつしてしまうこともあるよ。
だけど、すこしずつちがっていたら、中にはかんきょうがかわっても生きられるなかまがいて、その「種」がつづくかもしれないんだ。
〇まとめ
生きものがずっと生きていくためには、生きものじしんもかわっていかなきゃいけないんだね。
じぶんのもっている遺伝子(いでんし)だけでふえていくと、じぶんと同じかにたような子孫(しそん)しかできない。
生きものがかわっていくためには、じぶんとちがう子孫(しそん)をつくっていかなきゃいけないから、じぶんではないあい手と遺伝子(いでんし)のこうかんをするひつようがあるんだって。
だから、男女、オスメス、おしべとめしべにわかれているといわれているよ。
T.K.さんもみんなも、お母さんとお父さんの遺伝子(いでんし)をもってうまれてきたんだよ。
いのちってふしぎだね。
【かいせつ】
〇単細胞生物(たんさいぼうせいぶつ)
からだがひとつの細胞(さいぼう)でできている生きもののこと。
〇遺伝子(いでんし)
おやからこどもへ生きもののとくちょうをつたえることを遺伝(いでん)といい、遺伝情報(いでんじょうほう)をつたえるものが遺伝子(いでんし)といわれます。
【かいとう】はじめてきょうりゅうの化石が見つかったのは、やく200年前のイギリスで、イグアノドンの歯だといわれています。
今までに、きょうりゅうのほねや足あと、たまごの化石も見つかっています。
じつは日本でも、きょうりゅうの化石が見つかっているんだよ!
2021年には、ここ兵庫県(ひょうごけん)でヤマトサウルスという新しいきょうりゅうの化石が見つかっているし、2023年には福井県(ふくいけん)でティラノミムスという新しいきょうりゅうの化石も見つかっているそうだよ。
このことから、きょうりゅうはいたって考えていいと思うよ。
【かいせつ】
さいしょのきょうりゅうがあらわれたのは、今から2おく3千万年ほど前の三畳紀(さんじょうき)の後半です。
きょうりゅうは1おく6000万年近くもの長い間にさかえていましたが、白亜紀(はくあき)の終わり、今からおよそ6600万年前にほとんどがぜつめつしてしまったと言われているよ。
生きのこった一部のきょうりゅうが、今の鳥類(ちょうるい。鳥のこと)になったとか。
きょうりゅうといわれると、大きなものをそうぞうしてしまうけど、じつは小さなものが多くて、50センチくらいのものもいたんだって。
小さなきょうりゅうは化石がのこりにくくて、大きなきょうりゅうの化石がのこりやすいから、大きなきょうりゅうばかりがいたような気がしてしまうね。
ちなみに、きょうりゅうは、えいごで「ダイナソー」というけど、これは「おそろしいトカゲ」という意味なんだって。
きょうりゅう以外にも、化石から、大昔の生きもののことがわかっているよ。
たとえば、3おく年ちかく前には、「メガネウラ」という大きなトンボがいたんだって。
つばさを広げると、なんと70センチにもなったとか。
ゴキブリも、2おく年くらい前からいたらしい。2おく年も前からいるってすごいよね。ある意味、きょうりゅうより強いよね!
イチョウの木も、3おく年くらい前からあったらしいよ。
福井県のきょうりゅうはくぶつかんや、いろんなところで、化石のはっくつたいけんができるらしいから、行ってみたらおもしろいとおもうよ!
【かいとう】クマがとうみんをするのは、たべものがなくなるからだよ。
にくをたべるイメージのクマだけど、じつはなんでもたべる雑食(ざっしょく)で、どちらかというとしょくぶつをこのんでたべるそうだよ。
だから、はっぱや木のみがなくなるふゆはとうみんをしてねむりつづけるそうだよ。
日本にいるクマはぜんぶとうみんするんだけど、せかいではあたたかいところにいるクマはとうみんをしないそうだよ。
それは、一年中たべものにこまらないからっていわれているよ。
ちなみに、とうみんはかんじで書くと、「冬眠」。冬にねむるっていうことだね。
【かいせつ】
○とうみんをする期間(きかん)
ツキノワグマ・ヒグマは、だいたい11月おわりごろ~翌年4月ごろまで。
やく5~6か月と、1年のはんぶんちかくをとうみんしているそうです。
1年の半分もねてるって、うらやましいような、つまらないような・・・
○とうみんをするどうぶつ
ほにゅうるいでは、クマいがいにはコウモリ・リス・ヤマネなど、からだの小さいどうぶつです。
ほにゅうるいいがいの生きもの(はちゅうるい・りょうせいるい・こんちゅう・魚など)も、さむくなるちほうにすんでいるものは、冬になるとうごかなくなって、とうみんのようなじょうたいになるんだって。
○とうみん中のクマのからだ
体温(たいおん)は31~35℃と、いつも(37~39℃)とくらべるとひくくなる。
たべたりのんだり、はいせつ(トイレ)をしない。
しんぞうのうごきもゆっくりになって、ふだんなら1分で60かいくらいうごくけど、とうみん中は1分で10回くらいしかうごかないんだって。
ただし、大きな音やしげきでおきることがあるらしい。
もし、山の中でとうみん中のクマを見つけても、そっとにげた方がよさそうだね。
【かいとう】
いいしつもんだね。
みんなのお父さんお母さんがいて、お父さんお母さんにも、そのお父さんお母さんがいて、そのまたお父さんお母さんがいて・・・と、ずっとむかしまでいったらどうなるのか、ふしぎだよね!
人はチンパンジーなどの類人猿(るいじんえん)ときょうつうの祖先(そせん)から進化(しんか)したと言われているよ。
「サルから進化(しんか)した」というのは正しくないんだって。
1000まん年くらい前にいたサルは、今のサル(チンパンジーやゴリラ、オランウータンなど)と人の祖先(そせん)だと言われているよ。
この祖先(そせん)のサルからオランウータン、ゴリラのじゅんばんに分かれて、700まん年くらい前にチンパンジーと人が分かれたと考えられているよ。
といっても、そのじだいの人は、「猿人(えんじん)」といって、まだサルにちかいすがたをしていたようだよ。
今の人は、脳(のう)のりょうが1350ccくらいあるんだけど、猿人の脳は500ccくらいだったらしい。
ここに猿人をふくげんしたしゃしんがのっているよ。
https://ameblo.jp/narapapi/entry-12605790026.html
そのあと、「ホモ・エレクトス」とか、「ホモ・ハビリス」とか、今の人にちかいすがたをした人るいがあらわれました。
「原人(げんじん)」とよんだりもするよ。
このじだいの人るいも、今の人にくらべると、脳のりょうはすくなかったらしい。
原人をふくげんしたしゃしん
https://ameblo.jp/narapapi/image-12605990485-15278357118.html
そして、今から10まん年前くらいに、今の人である「ホモ・サピエンス」があらわれたということです。
そのじだいには、「ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人ともいうよ)」という、今の人とはすこしちがった人るいもいたらしい。
ネアンデルタール人をふくげんしたしゃしん。今の人にも、よくにてるよね。
https://www.bbc.com/japanese/60329796
じゃあ、サルの前は・・・?
サルに進化したほにゅうるいがいて、その前のほにゅうるいがいて、さらにその前は海の中に生きていたいろんな生きものがいて、そのなんおく年も前にはアメーバのような生きものがいて、アメーバはうみの中のかがくぶっしつがいろいろくみあわさって、たんぱくしつから作られるようになって・・・・と、生きもののれきしは、とてもながくて、いろいろなことがあります。
こんなふうに、いきなり人が生まれたわけではなくて、いのちが親から子、子からまご、まごからひまご…こうやって何まん回、何十まん回とくりかえされて、そのうちに、体のつくりや形がかわって進化(しんか)して、今の人になったんだね。
生きものれきし、けんきゅうしてみると、とてもおもしろいから、べんきょうしてみてね!
【かいせつ】
〇類人猿(るいじんえん)とは
人に近いサルのことで、うでが長くてしっぽがないのがとくちょうだよ。
オランウータン・チンパンジー・ピグミーチンパンジー・ゴリラ・テナガザルなどのことです。
〇もっとも古い人るい
今かんがえられている、もっとも古い人るいは、「サヘラントロプス・チャデンシス」といわれています。
700まん~600まん年前にアフリカで生活していたそうです。
なぜアフリカにいたとわかるのかというと、かせきがはっけんされているからだよ。
今の人(ホモ・サピエンス)も、さいしょはアフリカで生まれたみたい。
6まん年くらい前に、アフリカから出て、せかい中にすむばしょを広げていったようだよ。