【かいとう】
もうすぐクリスマス、楽しみだよね!
サンタクロースは、じつは、3世紀(せいき)のおわり(1700年いじょうまえ)にトルコで生まれた聖(せい)ニコラウスという人のようだよ。
ニコラウスは、まほうがつかえて、プレゼントをくれる、子どもたちを守ってくれる人として知られるようになりました。
おおむかしから子どもにプレゼントをくばってたみたいだね。
〇1927年にはフィンランド国営放送局(こくえいほうそうきょく。日本のNHKみたいなの)が、フィンランドのラップランドにあるコルヴァトゥントゥリというところに、サンタクロースのおうちがあるって放送(ほうそう)しているよ。
〇1955年から北アメリカ航空宇宙防衛司令部(こうくううちゅうぼうえいしれいぶ。「NORAD」というよ)がクリスマスイブのサンタクロースをレーダーなどをつかってついせきしているんだよ!
NORADのジェットせんとうきは、サンタクロースとそうぐうしたことがあるんだって。24じかん、リアルタイムでサンタクロースがどこにいるのかをかくにんできるから、みんなもホームページを見てみよう!
〇サンタクロースへおてがみを送ると、へんじがとどくんだよ!日本からはまい年10万つうくらいのおてがみがおくられているんだって!みんなもかいてみない?
サンタクロースとよばれている人は、本当にいるようですね!
【せつめい】
〇聖(せい)ニコラウス
いまのトルコの、アナトリアというところで、せいれき270年ごろに生まれ、ミラという町の司教(しきょう。キリストきょうの、きょうかいの人)をしていたんだった。
オランダのあたりでは、聖ニコラウスを「シンタクラース」「シントニコラース」とよんで、この人が「サンタ=クロース」ということみたいだよ。
せいれき1200年ごろには、ニコラウスは子どもたちの守護聖人(まもってくれる人)であり、まほうをつかって、プレゼントをくれる人といわれていたそうだよ。
〇サンタクロース協会(きょうかい)
グリーンランドにある国際(こくさい)サンタクロース協会(きょうかい)には、サンタクロースの手つだいをする公認(こうにん)サンタクロースがいるらしいよ!
また、日本・フィンランドサンタクロース協会(きょうかい)へ、サンタクロースあてのてがみをおくると、てがみをサンタクロースにわたしてくれるらしいよ!しかもサンタクロースからのへんじもくれるんだって。
【かいとう】サンタクロースには、つまのミセス・クロースがいるといういうわさがありますが、子どもはいないみたいです!
【かいせつ】
〇ミセス・クロース
サンタクロースと同じく赤と白のいしょうをきて、としをとった・しらがでメガネをかけたすがたといううわさ。
ミセス・クロースはようせいたちとクッキーをやいたり、クリスマスプレゼントをえらぶじゅんびをしたり、トナカイたちのせわをするなど、こまごまとしたしごとをこなしてサンタクロースのかつどうをかげでささえているんだって。
ちなみに、ミセス・クロースのたんじょう日は12月25日らしいよ!
【かいとう】
サンタクロースは、3世紀おわり(1700年以上前)にトルコで生まれた聖(せい)ニコラウスという人のようなので、だいたい1700さいくらいになるはずだよ。
ちなみに、サンタクロースのたんじょう日は3月15日ともいわれているそうだよ。
【せつめい】
サンタクロースをついせきしている北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)があつめたじょうほうでも、サンタは『さいていでも』1,600 さいはこえているとされています。
すごいとしだね!
【かいとう】
サンタクロースのすんでいる北ヨーロッパでは、そりをひくどうぶつといえばトナカイだそうだよ!
もともとサンタクロースは8とうのソリにのっていたのですが、この8とうのトナカイは赤はなではないんだって。くらいよみちでこまったサンタクロースが、きゅうきょ「 Rudolph(ルドルフ) 」という名まえの、赤いはなをしたトナカイにせんとうになってもらったから、このルドルフだけが赤いはななんだよ。
このときから、9とうでソリをひくようになり、そのせんとうでルドルフはかつやくしているそうだよ。
みんなもしってる「赤はなのトナカイ」のうたにあるとおりだよね!
北アメリカ航空宇宙防衛司令部(こうくううちゅうぼうえいしれいぶ。「NORAD」というよ) はサンタのそりがじゆうにむきをかえられる、全天候型(ぜんてんこうがた。どんなてんきのときでもうごける)、多目的(たもくてき。いろいろなもくてきでつかえる)、垂直短距離発着陸(すいちょくたんきょりはっちゃくりく。ヘリコプターみたいに、まっすぐ上下にあがったりさがったりできる)かのうなのりものであることを、かくにんしています。このそりはねんりょうのほきゅうなしで、ながいきょりをいどうすることができ、クリスマスイブにだけつかわれるとはっぴょうしているよ。(ときどき、クリスマスの1か月まえのテストひこうで、すこしだけつかわれるだけです)
サンタクロースが赤いふくをきているりゆうは、カトリック教会(きょうかい)の「しきょう」という人のふくの色が赤いからとか、はなやかな色だからとか言われてるよ。
【せつめい】
〇日本フィンランドサンタクロース協会(きょうかい)が、下のようなサンタクロースのことばをはっぴょうしているよ。
・トナカイにのっているりゆう
「トナカイはどんなところにもすごくはやくとんで行けるんじゃ。せかい中の子どもたちのところにたびするサンタにとって、いちばんしんらいできるどうぶつなんじゃよ」
・サンタクロースが赤いふくをきているりゆう
「赤ははなやかでしあわせの色。だから赤色のふくをきるんじゃ」
教会の「しきょう」のふくが赤いのは、「じぶんのいのちをかけて人をしあわせにする」ことがしめいであり、血をながしてでも、人のためにつくすといういみがあったらしいけど、カッコいいよね!
ちなみに、1914年(大正3年)に、日本の『子供之友』(こどものとも)という本には「赤いぼうしに白いひげ・白いふちどりのある赤いふくをきたサンタクロース」がえがかれています。
いつから赤いふくなのかはわからないけど、100年くらいまえには、サンタクロースは赤いふくをきていたのかとおもうよ。
〇トナカイたち
もともとサンタクロースは8とうのソリにのっているのですが、これらのトナカイにはすべて名まえがあるらしいよ。
まえからじゅんばんに……
Dasher(ダッシャ-)
Dancer (ダンサー)
Prancer (プランサー)
Vixen (ヴィクセン)
Comet (コメット)
Cupid (キューピッド)
Donder (ドンダ-)
Blitzen (ブリッツェン)
ここに赤はなの「 Rudolph(ルドルフ) 」がせんとうに入って、いまは9とうでがんばっているみたい。
【かいとう】
クリスマスはえいごでChristmasとかき、Christはキリスト、masはミサ(れいはい)をあらわしています。
クリスマスというのは、もともとはキリストきょうという宗教(しゅうきょう)をしんじている人たちのおまつりです。
キリストきょうをはじめたイエス・キリストの降誕祭(こうたんさい)といって、「キリストが生まれてきたことをお祝(いわ)いする日」ということです。
【せつめい】
〇イエス・キリストの降誕祭
イエス・キリストのたん生日は、はっきりわかっていないそうなんだけど、クリスマスはキリストのたん生をおもいおこす日とされているよ。
日本では、あまりキリストきょうをしんじている人はおおくなくて、むかしはクリスマスをおいわいすることはなかったみたい。
20世紀(20せいき)のはじめ、1900年ころから、日本でもクリスマスをおいわいすることがひろまっていったみたいだよ。
【かいとう】
クリスマスケーキの始まりは、2つの説(せつ)があるみたいだよ。
1つは、キリスト教の習慣(しゅうかん)である、禁食(きんしょく)という、ごはんを食べない期間を終えることを祝う「禁食(きんしょく)のパン」といって、クリスマス前の禁食(きんしょく)が終わったことを祝(いわ)うために食べられたという説。
もう1つは、イエス・キリストのたん生日を祝(いわ)うという説だよ。
でも、日本いがいの国では、クリスマスケーキいがいのおかしやごちそうを食べることが多いみたいだ。
【せつめい】
今ではあたりまえのように食べているイチゴのクリスマスケーキだけど、じつは日本どくじの文化なんだって。
クリスマスケーキの元祖(がんそ)は明治(めいじ)時代(じだい)におかしやさんが作ったフルーツケーキで、大正(たいしょう)時代にイチゴのケーキが作られて、昭和(しょうわ)時代に戦争(せんそう)が終わって砂糖(さとう)や乳製品(にゅうせいひん)が手に入るようになってからふつうに食べられるようになったみたいだよ!
ちなみに、フランスではブッシュ・ド・ノエル、ドイツはシュトーレン、イタリアはパネトーネ、イギリスはクリスマスプディングを食べるそうだよ!
ぜんぶ食べてみたいね!
【かいとう】
サンタさんは、「この子には、プレゼントをあげた方がいいなあ」とおもった子にプレゼントをくばっているみたいだよ。
【せつめい】
「いい子にしていないと、プレゼントもらえないよ」って言われたことあるかな?
サンタさんは、「いい子か、わるい子か」ということだけではないんだけど、「この子にはプレゼントをあげた方がいいな」と思った子には、プレゼントをくれるよ!
じゃあ、サンタさんが「この子にはプレゼントをあげなくてもいいな」と思うのはどういうときだろう?
いろんなことをかんがえて、どうするかきめているみたいだけど、
◯ねんれい
◯ほしいものがあるかどうか
◯その子にとって、プレゼントをあげたほうがいいかどうか
◯いい子にしていたかどうか
とか、そういうことをいろいろかんがえているみたいだよ。
でも、じつはね。プレゼントって、おもちゃとか、そういうものにかぎらないんだって。
なにももらっていないように見えても、じつはプレゼントをもらっていることもあるみたい。
大きな子も、おとなも、じつはすばらしいプレゼントをもらっているかもしれないし、もらっていることにきづいていないこともあるかもしれないね。
【かいとう】
サンタクロースは、おおむかしから、プレゼントをくばっていたみたい。
まずしいおうちの人に、お金やものをプレゼントして、とってもよろこばれていたみたいだよ。
じゃあ、サンタさんはおもちゃをかっているのか、作っているのか?気になるよね。
サンタさんは、なかまの妖精(ようせい)といっしょに、プレゼントを作っているといううわさがあるよ。
でも、サンタさんたちだけでおもちゃを作るのはとても大変(たいへん)だから、かわりに作ってくれる人たちに協力(きょうりょく)してもらっているといううわさもあるよ。
【せつめい】
むかしは、そんなにいろんなおもちゃはなかったから、サンタさんが妖精といっしょにみんなのおもちゃを作れたのかもしれないね。
でも今は「Switch」(スイッチ)や「ポケモンの○○のぬいぐるみ」とか、いろんなものを子どもたちがほしがるようになったから、そういうおもちゃを作るプロにおねがいしているのかもしれないね。
それに、ぜんせかいの子どもたちにおもちゃを用意(ようい)するには、サンタさんだけではたいへんそうだよね。
きっと、サンタさんと同じように「子どもたちにおもちゃをとどけてよろこんでもらいたい」と願(ねが)っている人たちが、サンタさんのかわりにお金を出したりして、てつだってくれているのかもしれないね。